こんにちは。NEXUS所属のYudoraです。
今回のテーマはデュオにおける最強の組み合わせ方です。とはいっても次のシーズンではソロとトリオの大会があることが分かっていてデュオの大会がない可能性が高いです。
しかし、トリオの大会でもデュオの組み合わせ方と通ずるところはあると思うので、トリオのペア迷っているよって人はこの記事を参考にしていただければなと思います。
検証方法
今回はPCPad×2、PCkbm(キーボードマウス)×2、PCkbm+PCPad、その他の中からどの組み合わせが強いのかを検証します。
今回の検証では、4月30日~5月28日に行われたコンテンダーズデュオキャッシュカップのアジアサーバーの結果を用います。
大会の結果から、それぞれの組み合わせごとの平均キル数や平均ポイント、平均順位などの情報とどの順位帯にどの組み合わせが多いかを調べます。これらの情報からキルがとりやすい組み合わせやビクロイをとりやすい組み合わせ、上位に入りやすい組み合わせなどを調べます。
参考までに、ソロにおける分析結果はFNCS招待選手権のウィーク1のものになりますが、こちらの記事を参照してください。

この記事からも分かるようにソロにおいては、PCPadの選手はキル数が多く、PCkbmの選手は順位ポイントが多い傾向にあります。
ですので、デュオの場合でもPad同士の組み合わせはキルがたくさんとれて、kbm同士の組み合わせは順位をとりやすいのは想像つくのですが、Padとkbmの組み合わせは強いのか気になるところです。
個人的な予想としては、お互いのいいとこどりができるのでPad+kbmの組み合わせが強いのではないかと思います。また、PAD同士の組み合わせも2人で連携して戦えばかなり対面力が高くキルを多くとれると思うので、PAD同士も強そうです。
以上の観点から強さ順で並べると以下のようになると予想しておきます。
- Pad+kbm
- Pad同士
- kbm同士
- その他
※デバイスの判別方法については、こちらの記事を参照してください。

Round1分析結果
まずは、ラウンド1の上位300位の結果を分析しました。
こちらはラウンド1の全日程の結果を合わせて平均と1試合ごとの平均を出したものになります。(長いので略しましたが、ElimPとPlacePはそれぞれキルポイントと順位ポイントです。)
※各日程の上位300人をとっていますが、デバイスが不明な選手が含まれるペアは集計の対象としていないので合計は300×6の1800人とはなっていません
こちらの結果を見るとkbm同士の組み合わせ、Pad同士の組み合わせは予想通りでそれぞれの強みが出る結果となっています。
一方で、Padとkbmの組み合わせについては、kbm同士とPad同士の組み合わせの中間をとったような結果になっていて面白いなと思いました。
個人的にはPad+kbmの組み合わせかPad同士が強いんじゃないかと思ってたのでkbm同士がもっとも平均順位とポイントが高かったのが意外でした。
ここらへんは、キルポイントがウィーク1と2を除いて2ポイントと少なくなっているところがkbm勢に有利に働いたからではないかと思ってます。
では、次に順位帯ごとの各組み合わせの割合のグラフをお見せします。
こちらのグラフは横軸に順位、縦軸にその順位帯における各組み合わせの割合をとっています。(順位は20位ごとにとっているので、例えば横軸で60のところは41位から60位における各組み合わせの割合を示しています。)
このグラフからもkbm同士の組み合わせが若干強い感じはしますね。
Round2分析結果
Round1の分析ではざっくりまとめると、PAD同士はキルとりやすい、kbm同士は順位とりやすい、異種同士はその中間というような傾向がみられました。
では次に、Round2の結果を分析することでハイレベル帯においても同じような傾向がみられるのかを分析したいと思います。
Round1の分析と同じように平均順位などを算出しました。
こちらの結果からもRound1で見られたような傾向がみられますが、1試合ごとのポイントを見ると異種デバイス同士の組み合わせのキルポイントと順位ポイントは同じデバイス同士で組んだ場合と比べてどちらも低い結果となっています。
個人的な考察ではあるのですが、同じデバイス同士で組んだほうが連携がしやすいのかなと思いました。
しかし、Padとkbmの組み合わせでも強いペアはたくさんありますし、それほど差が出ているわけでもないので誤差程度のものなのかなとも思います。(ここらへんは海外サーバーの結果やデイリーデュオカップの結果なども取り入れることで母数を増やして検証してみたいです。)
ただ、これからやったことがない人とペアを組みたいと考えている方で、誰と組むか迷ったら同じデバイス同士で組むのを検討してみるのもありだと思いました。
また、kbm同士とPad同士で比べるとラウンド1の結果と異なりPad同士のほうが平均順位やポイントが高くなっています。これは、キルポイントが4とラウンド1と比べて高くなっているからであると考えられます。
続いて、順位ごとの割合のグラフを載せます。
これを見ても同じデバイス同士のほうが異なるデバイス同士の組み合わせよりも上位率が高いのが分かりますね。
平均順位はパッド同士のほうが上ですが、グラフで見るとkbm同士の組み合わせのほうが母数が多いので分かりやすいですね。
また、PC同士以外の組み合わせについてはラウンド1の考察では触れていなかったのですが、80位から100位らへんのところに大きな壁があって80位以内に入るのは相当難しいみたいです。
ちなみに全6日程の中でPC同士以外の組み合わせで80位以内に入ったのは2組でPCPad+CSPadとPCkbm+CSPadの組み合わせでした。(すごい!!)
まとめ
今回はコンテンダーズキャッシュカップの結果からどの組み合わせが強いのかを検証しました。
結果はRaund1、Round2の結果を総合して考えて強さ順に並べると大体以下のような感じです。
この結果から、どの組み合わせも大差はないが同じデバイス同士で組んだほうが成績がいい傾向があるということが分かりました。
ここからは個人的な考察になりますが、このような結果になった理由の一つとして同じデバイス同士で組んだほうが連携がとりやすいということが考えられます。
やはり、デュオにおいては連携力が大事だと思うので、そういう意味ではずっと組んでいる相手がいるなら今回のデータは特に気にせずその人と組めばよいでしょう。
一方で、新しい人とペアを組む場合は、連携がとりやすそうな相手と組んでみるのがよいでしょう。連携が組みやすいがどうかを測る一つの方法として、同じデバイスであるかどうかというのを考えるのもありということを示したのが今回の結果なのではないかと思います。
とはいえ、上でも述べたとおり大差があるというわけでもないので、そんなに気にする必要もないのかもしれません。結局のところこのデータをどう受け取るか、トリオやデュオのチームを決める際に参考にするかどうかは個人次第でしょう。
今回の記事は以上になります。いかがだったでしょうか。
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