今回は、フォートナイトの大会で導入された新しいポイントシステムについて解説します。
デュオとソロのキャッシュカップ、FNCSソロで新しいポイントシステムが採用されましたが、ソロのFNCSが近いということで今回はソロのポイントシステムについてどういう立ち回りが強いのかを以前のポイントシステムと比べる形で考察したいと思います。
新ポイントシステムと旧ポイントシステムの概要
それでは、新ポイントシステムがどのようなものか旧ポイントシステムと比較して見ていきます。まず、順位ポイントを見ていきましょう。
順位 | 新 | 旧 |
1位 | 7 | 3 |
2位 | 4 | |
3位 | 3 | |
4位 | 1 | |
5位 | 2 | 2 |
6位 | 1 | |
7位 | 1 | |
8位 | 1 | |
9位 | 1 | |
10位 | 3 | |
15位 | 2 | 2 |
20位 | 2 | |
25位 | 3 | |
30位 | 2 | |
40位 | 1 | |
50位 | 1 | |
75位 | 1 |
このように細かく順位ポイントが入るようになりました。これだけ見ると新しいポイントシステムは生存ムーブが有利なのではないかと思いますよね。
では、続いてキルポイントを見ていきます
キル | 新 | 旧 |
1キルごと | 4 | 1 |
キルポイントはこのように新ポイント制のほうが4倍となっています。これは順位ポイントも増えているので当然でしょう。
では、実際のところ新しいポイントシステムはWキーと生存ムーブどっちが強いんでしょうか。次は新システムで強い立ち回りについて見ていきたいと思います
キルムーブか生存ムーブか
ここからが本題です。
新ポイントシステムと旧ポイントシステムにおけるキルポイントに対する順位ポイントの割合を見ることにより、キルムーブと生存ムーブどちらが強いのかを考察したいと思います。
順位ポイントの大きさ
ここで、まず分かりやすいように旧ポイントシステムにおけるポイントを4倍して考えたいと思います。
これにより旧ポイントシステムと新ポイントシステムのキルポイントが同じになりました。ここからは旧ポイントシステムを4倍した状態で話を進めていきます。
まず以下に、4倍した状態での順位ポイントを載せておきたいと思います。
順位 | 新 | 旧 |
1位 | 7 | 12 |
2位 | 4 | |
3位 | 3 | |
4位 | 1 | |
5位 | 2 | 8 |
6位 | 1 | |
7位 | 1 | |
8位 | 1 | |
9位 | 1 | |
10位 | 3 | |
15位 | 2 | 8 |
20位 | 2 | |
25位 | 12 | |
30位 | 2 | |
40位 | 1 | |
50位 | 1 | |
75位 | 1 |
次に、累計ポイントを載せます。累計ポイントというのはその順位に達するまでに得たポイントの合計のことです。
順位 | 新 | 旧 |
1位 | 33 | 40 |
2位 | 26 | 28 |
3位 | 22 | 28 |
4位 | 19 | 28 |
5位 | 18 | 28 |
6位 | 16 | 20 |
7位 | 15 | 20 |
8位 | 14 | 20 |
9位 | 13 | 20 |
10位 | 12 | 20 |
15位 | 9 | 20 |
20位 | 7 | 12 |
25位 | 5 | 12 |
30位 | 5 | 0 |
40位 | 3 | 0 |
50位 | 2 | 0 |
75位 | 1 | 0 |
こうして比較してみると新ポイントシステムはキルポイントに対して順位ポイントの割合が小さいことが分かります。
しかも、新ポイントシステムでは26位までに死んでもポイントが入る仕組みになっています。これどういうことかというと、今までより順位で差をつけにくいってことなんですよね。
75位とか50位とかってレベルの高い試合でない限りは誰でも入れるでしょうし。そう考えるとビクロイ者は33ポイントではあるんですが、実質31ポイントとか30ポイントぐらいの価値しかないんではないでしょうか。
これから分かるのは、今までと比べると間違いなくキルムーブが強いといえるということです。
ただし、これは今までと比べての話であるので、「絶対にキルムーブが強い!」と言っているわけではないです。
前と比べて全然違うというほどではないので、まだ生存ムーブも強いと思います。
試合数について
大会でポイントを稼ぐ際には試合数も大事になってきます。フォートナイトの大会では基本的に3時間で最大10試合をプレイすることができます。
しかし、すべての試合で終盤まで生き残ると10試合回すことは不可能でしょう。
そのため、残り時間に対して試合数がたくさん残っている場合に、死んでもいいから序盤にキルを狙いにいくという立ち回りは今までもありました。
新ポイントシステムではよりこの序盤キルムーブが大事になってくるのではないかと思います。なぜなら、順位ポイントに対してキルポイントが大きい上に、1試合回すだけで1ポイント2ポイントの順位ポイントも獲得できる可能性が高いからです。
ただし、終盤の順位ポイントはやっぱり大きいので、今まで通りビクロイを狙ったムーブも大事になってくるのは間違いないと思います。
それと、キルが今まで以上に重要になるとはいえ、レベルの高い試合ではなんだかんだ人は残るでしょうね。
順位ポイントとキルポイントの比率を見てみる
ここまでで大体新ポイントシステムについて分かったと思いますが、最後に全プレイヤーの順位ポイントとキルポイントを合計し、比率を比較した結果を載せておきます。ここでも旧ポイントシステムは4倍した状態です。キルポイントの合計は、100人でスタートし自滅した選手がいなかった場合で計算しています。(つまり4×99(人)です)
新 | 旧 | |
順位 | 393 | 472 |
キル | 396 | |
順位/キル | 0.99 | 1.19 |
これを見てもやはり、新ポイントシステムは順位ポイントの割合が小さいことが分かります。
前と比べると約5/6になってますので、影響はかなり大きそうですね。
75位や50位で入るポイントを入れてもこれですからやはり順位で差をつけるタイプの選手には厳しいポイント制度だと思います。
まとめ
以上、新ポイントシステムについての個人的な考察でした。
簡単にまとめると順位ポイントの割合が減ったため今までよりはキルムーブが強いのは間違いないというのが結論です。
新しいポイントシステムを初めて見た時は順位ゲーか?って思ってしまったのですが、ちゃんと見てみると全然違いましたね。キルムーブ苦手な自分からするとちょっと残念。
しかしやってみないと分からないところもあるでしょうし、大会を終えてまた何か思うことがあったら書きたいと思います。
あと、デュオ編もやる気があったら書きます。こっちはまたソロと全然違って面白いです。
ソロのポイントシステムに対してもちょっと順位ポイント低すぎるのではとか書いたけどデュオのポイントについても調べることで、ポイント設定の狙いみたいなのも見えたのでそれについても書きたいと思ったり。
まあ、簡単に言うと旧ポイントシステムでは、(運営的に)ソロの順位ポイントが高すぎてデュオの順位ポイントが低すぎたからその調整も兼ねたのではないかということです。
次回のブログネタについてネタバレしすぎた感あるけどまあいっか。
ではでは。